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基礎知識を完全に自分のものにする方法 part2 [受験勉強効率化の基礎]

「基礎知識を完全に自分のものにする方法 part2」

前回は基礎知識を自分のものにする
3つの要素

理解する
暗記する
無意識化に落としこむ

を紹介し、それの第一段階である
「理解する」について説明しました。

--------------------まとめ--------------------

理解するには

素直に謙虚に、自分のレベルを見極めて
答えを見てわかるレベルの問題集を解く。
授業を聞いてわかるレベルの授業を取る。

----------------------------------------------

●理解する●

理解することの重要性を少し話します。


なぜ理解していなければならないのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
まず、きちんとした理解がないと
知識があやふやなまま進んでしまうのです。

ボヤっとした理解のレベルのまま暗記、無意識化に落としこむの

段階に進むと

受験における最強の武器の2つ目

・その基礎知識を運用する力

を身につける時に本当に困ります。


ズバリ言うと「応用力がつかない」病気になってしまうんです。

その繰り返した問題だけはできるけど…
数字とか、細かい設定を変えられたらもうダメー

みたいな事になりかねないわけです。


単純に解法を暗記するのではなく
深い理解を元にした上で次の暗記する
のステップにつなげて欲しいんです。


そして、もう一つの理由に

「理解しないと楽しくない。」

というのがあります。

そりゃそうですよね。

わけがわからない文字の羅列(公式)をひたすら暗記させられる。
こんなの楽しいわけないですよね。

英単語や古文単語のようにわけがわからないまま
単純に暗記していくものもありますが(接頭語とか接尾語の話はおいておいて)

理論だてて解く問題に関しては
理解して「あ、なるほどわかった!」

とならなければ楽しくありません。


人間は、心のなかでそうなのか。と腑に落ちた時に
それが面白い、楽しいと感じるのです。


私もそういう感覚はよく経験しました。
身近な例で言うとクイズ番組。

なんちゃらサプリでは問題が解けた人は
「スッキリ!」解けなかった人は「もやっと」

まさにこれなんです。

「応用力をつけるステップにつなげるため。」
「スッキリ!して勉強を楽しむため」

この2つが理解する大きな理由です。


ですからこの理解することについて
もう一つ重要な話をするのでしっかり身につけてください。

この習慣をつけることで理解することの壁を乗り越えられます。




12×6=72 
I play baseball.の主語は?

上の2つは簡単に説明できますよね。


ではこちらはどうでしょう。


sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ
が成り立つ理由は?

On the side of the mountain grew a forest of pine trees.
これのどれが主語になって
なぜそうなるかが説明出来ますか?


上は、加法定理の証明を理解していれば説明できます。
下は前置詞で始まる名詞は形容詞節か副詞節を作るということが

わかっていれば後ろの a forest of pine treesが主語だと説明で

きます。


加法定理の公式はこの形だからこれで覚えとけばいいんだよ!
と公式を覚えることも、もちろん重要です。

英語に関しても文脈の流れからこうだろう
と推測する読み方も、もちろん重要です。


重要ですが!


そういった「覚えれば運用できる」「文脈の流れで推測できる」力は、一つ一つの勉強を積み重ねていくことで
徐々に身についてくるものなんです。


だから「雰囲気」「流れ」だけで勉強を進めていくのではなく




「なぜ」



これはこうなるの?

という問いかけを常に行なってください。

そして、それに対する解をしっかり見つけ出してください。


日頃から

なぜ?

と自分に問いかける習慣をつける。

なぜこの加法定理はこんな形をしてるんだろう?
なぜこの英文の主語は一番前にないんだろう?
なぜ現代文のこの選択肢は間違っていてこっちが正解?
なぜこの化学反応には沸騰石を加えるのだろう?
なぜ単振動は起こるんだろう?
なぜこの地域は緯度が高いのにそんなに寒くないんだろう?



少ない例ですが、無限に出てきます。

身近なことでも常に疑問を持つようにしてください。

電車の椅子の配置。
信号の数。
コンビニの店員の対応。
店の商品の季節の移り変わり。

全てに対して思考を変えてください。


見えなかったものが見えてきます。

勉強面でもそうです。
今まで上辺だけだった学習が
より深い所まで見えてきます。


理解を深めていくにつれて
ある能力が発達します。


「理解する」のステップの最終段階です。


それは

「説明できる」

ということです。

さっきの加法定理の例も倒置系の英文の例も
理解できていなければ他人に「これはね、こうこうこうで」
と流暢に説明することはできませんね。


本当に理解しているからこそ、他人に説明できる。
本当に理解しているからこそ、応用がきいてくる。


説明する相手は別に他人でなくてもいいのです。
あなたの学習したことをいつも聞いてくれる
ロボットのような人間はおそらくいません。


「自分」に説明するのです。


はっきり言ってしまえば独り言です。
イメージ悪いかもしれませんが、これがかなり効いてきます。


発声できるときはもちろん、声に出して
「この加法定理の公式は平面座標を使った証明で…」
と言ってみて自分に授業をしてみてもかまいません。


声に出せないときはどうしましょう。
そういう時は心のなかで唱えてください。


いつも物事を心のなかで考えるときは声に出さずして
自分と対話していますよね。


それを勉強でも活かしていくのです。



長くなりました。

今回は
理解する。
ことについて書かせて頂きました。


まとめます。

--------------------まとめ--------------------

理解するには
答えを見てわかるレベルの問題集を解く。
授業を聞いてわかるレベルの授業を取る。



★そして常になぜ?と問いかけそれに対する解を出す。

他人、自分に説明できるようになっているかを実際にやってみて
自分の理解度を確認する。

----------------------------------------------

今回の記事は以上で終了です。
次の記事では第2のステップ「暗記する」について書きたいと思

います。

http://sinphony.blog.so-net.ne.jp/2013-03-17
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