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基礎知識を完全に自分のものにする方法 part7 [受験勉強効率化の基礎]

「基礎知識を完全に自分のものにする方法 part7」

さてまずは前回のまとめから。

-------------------まとめ--------------------

「暗記する」には最低10回は繰り返す。
勉強量は惜しみなく、全力を尽くす。

「見る」「声に出す」
「関連付ける」「思い出す」という様々な要素を駆使して
自分で工夫しながら頭に入れる。

「見る」ことは時間の超短縮。
書くだけでは間に合わないので見て学習する術を習得する。


「見る」時も、必要な部分のみを抜粋していく。
その際一度躓いた所に何かしらのマーキングをし
今後自分がそこを見た時にすぐさま問題解決できるような状態にしておく。

「声に出す」ことは五感のうち3つの要素を使う
超効率的な勉強手段。

口に慣れさせることで、勉強を体で覚えるということを体現した理想的な方法。

問題文や解説を通しで読むことで全体の流れを理解し
理解が進む。

「関連付ける」ことで事象と事象の間につながりを作る。
方法は大きく3つ

語呂合わせ
イラスト
関連図

どれも有用な手段ではあるが時間をとられるので
利用する場合は普通の繰り返して暗記することと併用して
このテクニック一辺倒にならないこと。

----------------------------------------------


「暗記する」に関しても相当長くなってしまいました。

本来は4つの項目に分けて書こうなんて考えていませんでしたが
それぞれを具体化していくと結果的に長くなってしまいました。

その長々とした説明も今回で終わりです。

私が掲げる暗記の方法の4つ目
「思い出す」についてお話していきます。



●思い出す●

今までは外的な物を使っていた、と言いますか。

見るのは目を使うし、声に出すには口を使うし
関連付けには自分の手を使って図を書いたりしました。


今度はそれらよりも内的な方法です。
そして「見る」よりも時間を短縮した方法です。


それが「思い出す」、という方法です。


人間は一日に五万回から六万回も
無意識に思考していると言われています。


「お腹すいたな、晩御飯なんだろう」
「あー眠い」
「今日は木曜日だから○○の番組だな」


こうやって考える時間は日頃何度もあると思います。

無意識に思考している時間がこれだけたくさんあることに
まずは気づくことです。

そして、今度はそれを無意識から意識的にしていくんです。


つまり

無意識で五、六万回思考しているそのうちの
数十回でも数回でいいので
意識的な思考に回せればいいのです。

自分で自分の思考を操っていくんです。


話が抽象的なので具体例を。


例えば前日に英単語を100個見たとしましょう。
もし、思考を一日中無意識にまかせていれば

おそらくその英単語のことを考える間もなく
一日が終えるでしょう。


朝、昼、晩と3回その英単語帳を開かずに
覚えた単語を「思い出そう」としてみるんです。


すると英単語帳を開いて暗記する作業のみをした時よりもはるかに
定着していくはずです。


暗記するためには復習が絶対に必要です。

復習とは一回の学習で一気にするものではなく
いかに試行回数を重ねられるか、が勝負です。

ですのでこの暗記法も試行回数を重ねるための一つの手段と
みてください。


思い出の景色などはなかなか忘れにくいはずです。
それは自分の脳内で鮮明にフラッシュバックさせることができるからです。


単語帳をそのままフラッシュバックさせる必要はありません。

自分が覚えた単語を→日本語に訳せるかどうか
それだけを脳内で復習するんです。

――――――――――
perceive…知覚する
participate … えー 参加する
owe … ~のおかげ
――――――――――

覚えた単語の数を100個にしたとして
100個全てを脳内で思い出せるなら

その100個の単語群は全て覚えられたと言えますね。

しかし、暗記の勉強をしている最中なので
100個全てを思い出すなんてなかなかできません。

ですからこの「思い出す」という勉強法は
そんなに気を張らないでやってほしいんです。

あくまで「試行回数を増やすんだ」という意識で
気軽に行なってください。


一日の思考を数回自分の今の勉強していることに当てる。
そうすることで自分が現状覚えられていることが把握でき
大幅な時間の短縮ができる。


これは筆記のテストを書かずにやっている感覚です。

正直、書くことに比べればアウトプット効率は下がります。

読書感想文なんかを書くときも、書き始めるまでは
なかなか文章が思いつかないですが
一度書きだすと流れるように書ける。

こんな経験ありますよね。

だから脳で考えるだけよりも書いたほうが遥かにいいじゃないか。
正論です。

しかし忘れないでください。

この「思い出す」という勉強法はあくまでサブ的なものです。

メインの勉強では書くことをしてもらったらいいし
音読だっていっぱいやってください。

それでも一日中机に向かってるわけにはいかないですよね?

トイレに入ってる時間に単語を少しくらい思い出したっていいじゃないですか?
そんな気軽なものとして捉えてください。

「やる」か「やらない」かであれば「やる」方を選択
方が学力向上にはつながりますよね?

そういう小技として自分の生活の中に少しずつ取り入れていってほしい。
そんな勉強法が「思い出す」なんです。


受験を楽しむのに使える手段はなんでも使う。
その考え方を持ってこの「思い出す」を取り入れていってください。



今回の具体例は単語でしたが
なんでも使えるんです。

数学ならば 問題文だけを見て解答の流れを脳内で組み立てる。
日本史、世界史ならば その時の大きな出来事のタイトルだけを見てその周辺知識との関連図を脳内で描いてみる。
英文読解ならばSVOCの品詞分解を脳内で組み立ててみる。

もちろん、書いたり、音読したりできるときはそれをやってもらっていいんです。

満員電車の中だったり、授業中、自習室で他の勉強法が使えない時でも
使えるのがこの「思い出す」なんです。

一つの手段として、持っておいてください。


-------------------まとめ--------------------

★「思い出す」は時間の短縮、場所を選ばない勉強方法。
人は一日五万回から六万回無意識化で思考している。
そのうちの数回を勉強関連で「思い出す」方へ意識的にもっていく。そうすると、何も考えていない時よりも勉強の復習の回数がアップする。
この手段は場所を選ばないので汎用性が高い。

----------------------------------------------


長くなりましたが、「暗記する」に関する話は
これで一旦終わらせたいと思います。


英単語の暗記法やその他色々な分野の暗記方法も
私がやっていた方法を紹介していきたと思いますが


暗記に関しては基本的に
今回取り上げた4つの方法を使っていきます。


次回は理解する→暗記する→無意識化に落としこむの最後の
無意識化に落としこむ。これについてお話していきます。


最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。


⇒次の記事はこちら
http://sinphony.blog.so-net.ne.jp/2013-03-22
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